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LUTを当てたら真っ暗・色が濃すぎる — LOG用のLUTを撮って出しに当てていませんか

公開 2026年9月30日

LUTを当てた瞬間に真っ暗になる、色が毒々しくなる。よくある原因は「LOG用のLUTを、普通に撮った映像に当てている」ことです。自分の素材がLOGかどうかの見分け方と、正しいLUTの選び方。

症状から当たりをつける

当てたときの見え方よくある原因
一気に暗くなる、黒がべったり潰れる、色が毒々しいLOG用のLUTを、普通の映像に当てた
当てても灰色っぽいまま、眠いまま普通の映像用のLUTを、LOGの映像に当てた
緑や紫に転ぶ、コントラストが異常LOGからの変換が二重にかかっている(順番の記事)
形は合っているが、少し濃い単に強い。強さの調整で直る(弱め方の記事)

このページは1行目と2行目の話です。

なぜLOG用のLUTで真っ暗になるのか

LOGで撮った映像は、明るさと色をわざと平たく記録しています。 撮って出しが灰色っぽく眠いのは、そのためです。 LOG用のLUTの中には、その平たい映像を普通の見た目まで引き伸ばす変換が入っています。

その引き伸ばしを、最初から普通のコントラストで撮れている映像にかけると、 すでに締まっている黒をさらに沈め、すでに乗っている色をさらに濃くします。 結果が「真っ暗・毒々しい」です。強さを下げても、引き伸ばしの向きそのものが合っていないので、きれいにはなりません。

逆に、普通の映像用のLUTをLOGの映像に当てると、引き伸ばしが足りないので灰色っぽいまま残ります。

自分の素材がLOGかどうかの見分け方

迷ったら、普通の映像用のLUTから試すのが安全です。 LOGの素材に普通用を当てても「眠いまま」で済みますが、普通の素材にLOG用を当てると壊れます。

LUTの名前で見分ける

多くのLUTは、ファイル名かフォルダ名に入力の形式が入っています。 「S-Log3」「D-Log」「V-Log」「C-Log3」「F-Log2」「Apple Log」などの名前が入っていればLOG用、 「Rec709」「Normal」「Standard」などなら普通の映像用です。

IROZORA の SIGNATURE と vol. シリーズの LUT は、形式ごとにフォルダを分けています。

フォルダ名は違っても、同じ番号・名前のルック(たとえば IROZORA_01_WEAK_Rec709.cube と IROZORA_01_WEAK_SLog3.cube)は同じ仕上がりを狙って作ってあります。 カメラを変えても、選ぶルックはそのまま、フォルダだけ替えればよい作りです。

当てる前の順番

  1. 素材の形式を確かめて、合うフォルダのLUTを選ぶ
  2. LUTの前で、露出とホワイトバランスを合わせる
  3. LUTを当てる
  4. まだ濃ければ強さを下げる

4番目で解決しようとして、1番目を飛ばしている人がいちばん多い印象です。

このページに関係する素材

SIGNATURE — 制作者が実際に使っている1本

IROZORAを作っている本人が、自分の映像案件でいちばん使っているLUT。新しく作ったものではなく、普段のファイルをそのまま出しています。

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