Premiere で LUT(.cube)を当てる — 入力 LUT とクリエイティブの Look
Adobe Premiere(Premiere Pro)の Lumetri カラーで自分の LUT を当てる手順と、一覧に常に出すためのフォルダの場所を、Adobe の公式ヘルプで確かめてまとめました。Premiere 27.0 で予定されている変更も。
対象: Lumetri カラーパネルがある版(Premiere 27.0 より前)。27.0 では Lumetri カラーパネルが廃止される予定です(ページの最後を参照)。
先に結論:当てる場所は2つあります
- 「基本補正」の「入力 LUT」 … Adobe の説明では「LUT(ルックアップテーブル)をフッテージのグレーディングの開始点として使用」する場所です。
- 「クリエイティブ」の「Look」 … 色の見た目をつける場所。「強度」で強さを変えられます。
手順:入力 LUT に自分の .cube を当てる
- タイムライン上にシーケンスを作成し、「ウィンドウ」>「Lumetri カラー」を選びます。
- タイムラインパネルでクリップを選択します。
- Lumetri カラーパネルで「基本補正」タブを開きます。
- 「入力 LUT」ドロップダウンメニューを開きます。
- 新しい LUT を足すときは「参照」を選び、保存してある .cube を選びます。
手順:クリエイティブの Look で当てて、強さを変える
- Lumetri カラーパネルの「クリエイティブ」セクションを開きます。
- ドロップダウンリストで Look を選ぶか、プレビューの矢印で選んで画像を押すと、クリップに当たります。
- 「強度」のスライダーを右に動かすと強く、左に動かすと弱くなります。
自分の LUT をこの一覧に出すには、次のフォルダに置きます。
一覧に常に出すためのフォルダ(macOS・自分だけ)
- Finder で「移動」>「フォルダへ移動」を選び、
~/Library/Application Support/Adobe/Common/LUTsを入力します。 - その中に、用途に合わせてフォルダを作ります。
Creative… ここの LUT は「Lumetri カラー/クリエイティブ/Look」に出ますTechnical… ここの LUT は「Lumetri カラー/基本補正/入力 LUT」に出ます
- LUT ファイルをそれぞれのフォルダにコピーします。
Mac の全ユーザーで使うときは /Library/Application Support/Adobe/Common/LUTs とその中のフォルダを作ります(管理者の資格情報が必要です)。
Windows のフォルダ
- 自分だけ:
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Common\LUTs\ - 全ユーザー:
C:\Program Files\Adobe\Common\LUTs\(管理者の資格情報が必要です)
Adobe のヘルプの Windows の節には、Creative・Technical のフォルダ名は出てきません。Windows で同じ名前のフォルダを作ってよいかは、公式の文面では確かめられませんでした。
IROZORA の LUT を使うとき(作った側としての説明)
- 撮って出しの映像には
01_Rec709_normalの LUT を使います。 - LOG の映像には、そのカメラ名のフォルダの LUT を1本だけ使います。LOG からの変換まで1本に入っているので、別の変換用 LUT と重ねると変換が二重になります。詳しくは S-Log3にLUTを当てると緑や紫に壊れる — 原因は順番です。
Premiere 27.0 で予定されている変更
Adobe のヘルプ「Lumetri に対する今後の変更」(2026年9月16日更新)によると、 「Lumetri カラーエフェクトは引き続き使用できますが、Lumetri カラーパネルは廃止されます」。 Lumetri カラーエフェクトはエフェクトパネルから当て、新しいプロパティパネルで編集する形になり、 Log や RAW の変換は新しいカラーマネジメントパネルで行うと書かれています。 このページの手順は、Lumetri カラーパネルがある版のものです。 27.0 以降の LUT の当て方は、公式の手順が確かめられた時点で書き足します。
公式資料で確かめられなかったこと
- 「入力 LUT」の強さ(適用量)を変えるスライダー(公式に「強度」が書かれているのは Look だけです)
- 「クリエイティブ」の Look のメニューから「参照」で .cube を読み込めるか
- 読み込める LUT の形式の一覧(.cube 以外、サイズの上限)
- フォルダに置いたあと、再起動が必要か
ここに挙げたことは、手順として書いていません。
確かめた公式資料
このページの手順と数値は、下の資料の記述で確かめてから書いています。ソフトの版が上がると画面の表記や場所が変わることがあります。違っていた場合は公式資料のほうを正としてください。
- Adobe「Look-up Tables の追加」(2026年9月30日 に確認)
- Adobe「カスタムルックアップテーブルファイルをインストールする」(2026年9月30日 に確認)
- Adobe「Lumetri Lookの適用」(2026年9月30日 に確認)
- Adobe「基本カラー補正オプション」(2026年9月30日 に確認)
- Adobe「Lumetri に対する今後の変更」(2026年9月30日 に確認)
このページに関係する素材
SIGNATURE — 制作者が実際に使っている1本
IROZORAを作っている本人が、自分の映像案件でいちばん使っているLUT。新しく作ったものではなく、普段のファイルをそのまま出しています。